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『ドライヴ』感想 ライアン・ゴズリングの男前さを愛でる映画

 

 

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あらすじ

天才的なドライブテクを武器に、昼は映画のカースタント、夜は強盗逃し専門の運転手をしているドライバー(ライアン・ゴズリング)。ドライバーはアイリーン(キャリー・マリガン)にひそかに思いを寄せていたが、彼女には服役中の夫スタンダード(オスカー・アイザック)がいた。ある日、服役から戻ってきたスタンダードがガレージで血まみれで倒れている姿をドライバーが目撃し……。

  (解説・あらすじ - ドライヴ - 作品 - Yahoo!映画 ttps://movies.yahoo.co.jp/movie/341123/story/ より)

 

ライアン・ゴズリングが、危ない仕事に手を染める凄腕ドライバーを演じる。

それがひたすらイケメンで、ライアンファンの方は必見の映画!

ラ・ラ・ランド』などで見せているリア充キャラではなく、どこか影のあるライアンが見られます。

幸薄そうだけど、ついつい目が行ってしまう、そんな不思議な魅力があるキャリー・マリガンも。

 

↓以下、ネタバレ感想です

 

 見どころポイント

穏やかさの奥に狂気を秘めた男 ライアン・ゴズリング

ライアン・ゴズリングがとにかく男前。

いつも咥えている謎のつまようじ。

だがそれが良い。それすらもかっこいい。つまようじを咥えてここまでイケメンな男が彼以外にいるだろうか。

 

彼は一途さと穏やかさの奥に狂気を秘める男がよく似合います。

『君に読む物語』でも、好きな女性に対してひたすら一途で、

だからこそ、ある意味狂気さえ感じさせるようなストイックさがある男になりきっていました。

 

見た方はわかってくださると思うのですが、特にエレベーターのシーンが最高(*´∀`)

壁ドンからのキスとか、鼻血が出るかと思った。あのスローモーションになって、

少しライトの雰囲気が変わって、という演出が良かった。全女子のハートを鷲掴みにしたと思う。

そしてそこからの突然のバイオレンス描写。直前のロマンチックな場面とのギャップがまた良い。

より後のシーンの切なさが引き立つ。

そしてドン引きのキャリー・マリガン( ゚д゚)。それを悲しげに見つめるライアン(´・ω・`)

その切なさがたまらない。

返り血を浴びてこんなにイケメンな男が彼以外にいるだろうか。

キャリー・マリガン

『華麗なるギャッツビー』『私を離さないで』など、

どこか幸せになりきれない女性率が高いキャリー・マリガン

誰かキャリー・マリガンを幸せにしてあげて…

私生活では、結婚されたそうで、リアルではちゃんと幸せを掴んでくれて嬉しい限り(^^)/

よかった!

 

今作でも、華やかさというよりも可憐さがあって、

儚げで、どこか守ってあげたくなる女性、というキャラがハマっていました。

ドライバーが惚れるのも無理はないな~と。

華やかな美人キャラではない気がするけど、

女の私でもなぜか目を離せなくなる魅力があって、キャリー・マリガンのファンになってしまった。

オーラがあるって、こういうことだろうか。

音楽のかっこよさ

 

そして電子音楽感が多めのサントラが、映画の世界観をうまく表現しているのですわ。

特に、メインテーマの『A Real Hero』が良き。

 


College & Electric Youth - A Real Hero (Drive Original Movie Soundtrack)

 

A real human being and a real hero
Real human being and a real hero

 

<筆者拙訳>

 あなたは本当の人間、そして本当のヒーローよ

 

この歌詞が、愛する女性アイリーンを守るために殺人を犯して、

皮肉にもアイリーンとはそれがきっかけで離れ離れになってしまい、

独りどこかへ車で去っていくドライバーを慰めるかのようで、ぴったりの歌だと思うわけです。

 

「あんなグロい殺し方したけど、あんたは人間やで

 あんたはヒーローやで」

 

とでも言っているかのように私には聞こえるのです(;_;) 

 

この曲からエンディングに入っていくあの流れで、涙が止まらない…

本当に、音楽って、映画の世界観を表すのに重要なファクターになるのだなあと感じます。

 

 

この音楽は、『Electric Youth』というカナダのバンドの音楽なのですが、

このバンドの他の音楽も素敵で、この映画がきっかけになって、CDまで買ってしまいました。

特に以下の曲が良い!ボーカルの女性の声が透明感があって、

現実離れした世界観を感じさせてくれます。

 


Electric Youth - The Best Thing

 

 

そんなわけで、ライアン・ゴズリングにこれからも着いていこう!と

確信した映画なのでした。